消化器内科Ⅱ(肝胆膵)

患者さんに満足していただける医療を提供します。

肝胆膵内科は文字通り、肝臓、胆道(胆のうや胆管)、膵臓の病気を診断治療する内科です。
肝臓の病気としては急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、脂肪肝、アルコール性肝障害などがあります。
胆道の病気には、胆石、胆のう炎、胆管炎、胆管癌、胆のう癌などがあります。
膵臓の病気には、急性膵炎、慢性膵炎、膵癌などがあります。
肝胆膵内科では、これらの病気、すべてについて専門の医師がおり、適切な診断治療を行っております。

スタッフ紹介

教授
  • 廣岡 芳樹
准教授
  • 橋本 千樹
  • 川部 直人
  • 葛谷 貞二
助教
  • 中野 卓二
  • 宮地 小百合
  • 三井 有紗
  • 宮地 洋平
  • 田中 浩敬
  • 越智 友花

教授紹介

  •  膵がん診療のプロフェッショナル

    廣岡 芳樹

    教授

    Yoshiki Hirooka

    廣岡 芳樹

    専門・実績

     自分の専門は胆道膵臓疾患の診療です。特に膵がんの早期診断および新規治療法の開発に注力して参りました。膵がんは予後不良がんの代表と考えられています。2019年4月8日に更新された最新のがんの統計によりますと、膵がんによる死亡数は女性では第3位、男性で第5位(男女合わせて第4位)となっております。膵がんと診断されてからの5年生存率は数パーセントです。但し、ステージⅠで発見された場合の5年生存率は約40%に達します。さらに、10㎜以下で発見された場合には完治も期待できます。これまでに、自分は10㎜以下の膵がんを数十例診断して参りました。膵がん診療ガイドラインによりますと、10㎜以下の膵がんを診断するためには、CTやMRIあるいはPETでは難しいとされています。現状で最善の検査方法は超音波内視鏡検査(EUS: endoscopic ultrasonography)だと考えられています。この超音波内視鏡検査を積極的に行い早期膵がんを今後も多く発見して参ります。

    アピールポイント

    自分は胆道膵臓疾患の専門医(日本胆道学会認定指導医・日本膵臓学会認定指導医)として30年近く胆嚢がん・胆管がん・膵がんの診療を行って参りました。超音波内視鏡検査は膵がんだけではなく、胆嚢がん・胆管がんの早期診断にも極めて有用で不可欠であります。自身、これまでに約10,000件を超える超音波内視鏡検査を行って参りました。また、超音波内視鏡検査自体も、年々、性能の向上が見られます。自分は、超音波内視鏡検査の開発をメーカー各社と共に行って参りましたし、今後も継続して参ります。患者さんのためにいつでも最高の超音波内視鏡検査を受けて頂くためには術者の技術・経験だけでなく、装置の発展も必要不可欠です。当院では常に最新で最高の超音波内視鏡検査を受けて頂くことが出来ます。2019年4月1日にはがん医療研究センターが開設されました。がん診療のためには全学を挙げて臨む必要があると考えています。肝胆膵内科として、“藤田医科大学はがん診療においては世界一である”と言われることに貢献することが目標だと考えています。

主な検査・治療件数(2016年)

ラジオ波焼灼療法(RFA) 18件
経カテーテル的肝動脈化学塞栓術(TACE) 50件
肝生検 33件
C型慢性肝炎に対するインターフェロンフリー治療(ダクラタスビル・アスナプレビル、ソフォスブビル・リバビリン、ソフォスブビル・レジパスビル、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル、エルバスビル・グラゾプレビル) 185件
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP) 430件
造影のみ 73件
治療
 内視鏡的胆道結石除去術
156件
 内視鏡的胆道ドレナージ(EBD) 183件
 その他の処置 8件
経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD) 20件
経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD) 41件
胆道メタリックステント留置(EMS) 44件
十二指腸メタリックステント留置 15件
超音波内視鏡検査(EUS) 213件
超音波内視鏡下穿刺吸生検(EUS-FNA) 64件
超音波内視鏡下瘻孔形成術 2件
ダブルバルーレ内視鏡ERCP 23件
造影超音波 837件
肝硬度検査 2,111件
超音波検査 12,366件

本科で診療実績のある主な疾患例

脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎、薬物性肝障害、アルコール性肝障害、急性肝炎・慢性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、肝膿瘍、肝硬変、肝癌、急性膵炎・慢性膵炎、膵癌、自己免疫性膵炎、膵嚢胞、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢炎・胆管炎、胆嚢癌、胆管癌