藤田医科大学病院国際医療センター

TAVI 患者さんの負担が少ない大動脈弁狭窄症に対する治療

藤田医科大学病院では、循環器内科医・心臓血管外科医・麻酔科医・
心エコー医・専門技師・看護師からなる専門のTAVIハートチームを構成。
平成27年2月に中部地方の大学病院として初めてのTAVI実施施設に認定。

経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)について

藤田医科大学病院では、平成26年度3月2日より経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)の実施施設に承認されました。 TAVIとは、「 経カテーテル的大動脈弁置換術経カテーテル的大動脈弁置換術 」 Transcatheter Aortic Valve Implantationを略して「 TAVI 」と言われ、“高齢のため”あるいは“合併する基礎疾患のため”従来の開胸手術が困難な重症大動脈弁狭窄の患者さまに対して、負担の少ないカテーテルを用いた人工弁を留置する治療です。

対象疾患「 大動脈弁狭窄症 」 とは

大動脈弁は心臓から全身に血液を送っている大動脈の起始部(根元)にある3枚の弁であり、いったん心臓から送られた血液が心臓に逆流するのを防ぐ役割をしています。大動脈弁狭窄症とは、この3枚の弁が動脈硬化などで硬くなり、可動性が低下することによって弁の開口部分が極端に狭くなった状態をいいます。このような状況では、心臓から十分な血液を全身に送り出すことが困難となり、心臓の負担が増大してしまいます。そして、ついには心不全や狭心症、失神などの症状をひきおこす原因になってしまうのです。そのような症状が出現すると、その後の生命予後は急激に悪くなるため、早急な治療が必要です。

教授プロフィール

外山 宏(とやま ひろし)
氏 名
外山 宏(とやま ひろし)
職 名
教授
専攻・専門分野
放射線科
学 位
医学博士(藤田保健衛生大学)

経 歴

藤田保健衛生大学医学部卒業、研修、医学博士、放射線科専門医取得後、カナダ、米国で研修、研究を行う。2013年に藤田保健衛生大学放射線医学教授に就任する。

得意とする疾患・手術
脳血管障害、認知症
脳血流SPECT検査による鑑別診断、治療適応・効果判定 1000件以上/年
肺癌、悪性リンパ腫など悪性腫瘍
FDG PET/CT検査による診断、がん検診 2000件以上/年
脳動脈瘤、冠動脈狭窄、肺癌、肝臓癌、膵臓癌
3次元CT、超高精細CTによる画像診断 30000件以上/年
超急性期脳梗塞、脳動脈瘤、脳腫瘍
超高磁場(3テスラ)MRI装置による画像診断 18000件以上/年
胸部大動脈瘤
ステントグラフト挿入術 30件以上/年
肝臓癌
経カテーテル塞栓療法 100件以上/年
当院・医師の強み
  • ・精密な画像診断 産学共同研究により他の施設に導入されていない最新の画像診断装置を導入。より精密な画像診断を行うことが可能となる。
  • ・高度の技術による画像介入治療技術 ステントグラフト挿入術、経カテーテル塞栓療法。

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