お知らせ

病院長ご挨拶

患者さんに寄り添い、専門的・先進的医療を提供します

藤田医科大学病院  病院長 白木 良一

藤田医科大学病院は、40の診療科と国内最多の病床数1,376床を有し、“我ら、弱き人々への無限の同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行わん”という病院理念のもと、先進医療の推進と医療の国際化、地域医療への貢献を目指してその機能を充実させるとともに、大学病院として「良き医療人」の教育、研究の推進にも取り組んでいます。
特定機能病院として高度医療を推進している当院は、国内では非常に早期である2008年より手術支援ロボット「ダビンチ」による手術を導入し、現在ではロボット手術が可能なほぼすべての領域に対応できる体制が整っています。本年3月には、国内初導入の最新機種「ダビンチSP(Single Port)」による第1例目の手術も実施し、順調に手術件数を伸ばしています。一方で、自然災害や大地震など有事の際の基幹災害拠点病院として、医療救護活動の要となる役割を果たすべく、ドクターヘリの導入やインフラ整備を含めた“病院強靱化”にも取り組んでいます。昨年には患者さんや職員のアメニティ・利便性向上のための施設「フジタモール」がオープンしました。正面には芝生エリアを整備し、病院の外観の一部として患者さんの憩いの空間となりました。この芝生エリアでは仮設テント等の設置も可能で、災害時には救護のためのトリアージにも活用されます。
また、病院全体でデジタル技術の利活用による医療DXや、AI診断・IoT等を活用したスマートホスピタル構想を推進しています。一昨年より、検体や医薬品など院内物資を搬送するサービスロボットの実証実験を実施しており、本年中には本格導入の予定です。
今後も藤田ならではの‟やさしさの医療”と、安全で質が高く、大学病院として世界水準の先進的な医療の提供ができますよう、「チームFUJITA」一丸となり、地域社会、そして医学の進歩へ寄与することを目指してまいります。

白木 良一(しろき りょういち)

<学歴及び職歴>
1984年3月 慶應義塾大学 医学部 卒業
1984年5月 慶應義塾大学病院 研修医
1988年5月 国家公務員共済組合 立川病院 医員
1992年4月 ワシントン大学セントルイス(米国)外科 客員研究員
2014年11月 藤田保健衛生大学医学部腎泌尿器外科 講座教授
2016年2月 藤田保健衛生大学病院 副院長
2021年9月 藤田医科大学病院 病院長
※2018年10月10日より藤田医科大学へ名称変更