令和2年度 第1回 医療安全に係る監査委員会

監査委員会

氏名

所属

選定理由

委員長

稲葉一人

中京大学法務総合教育研究機構 教授

法律に関する見識者

後藤克幸

CBCテレビ 論説室解説委員

メディアの医療安全に関する見識者

 

小浮正典

豊明市長

一般市民の代表者

 

堀口明彦

藤田医科大学ばんたね病院 病院長

医療に関する学識経験者

 

金田嘉清

藤田医科大学 保健衛生学部長

医療に関する学識経験者

 

第1回 医療安全に係る外部監査結果報告

藤田医科大学病院の医療安全に係る監査委員会規程に基づき実施したので、その結果について公表する。

1.実施日時

実施日時 2020年10月12日(月) 17:00~18:00
     ※オンライン開催

2.監査委員

委員長 稲葉一人 (中京大学法務総合教育研究機構教授)
委  員 後藤克幸((株)CBCテレビ論説室解説委員)
委  員 小浮正典(豊明市長)
委  員 堀口明彦(藤田医科大学ばんたね病院 病院長) 
委  員 金田嘉清(藤田医科大学 保健衛生学部長)

3.監査の方法

医療安全に係る内部統制等が機能しているか等、医療安全管理の取り組み状況等について、外部監査員による必要な是正措置を含む助言や指導を行う。

4.監査結果

組織と医療安全管理体制の説明の後、2020年度の安全管理統計報告及び院内事例検討会等の実績を報告した。監査の結果及び意見は次のとおりである。

(1)医療安全についての地域連携について
2015年から医療事故調査制度が始まったが、中小医療機関では医療安全に対応するノウハウや事故調査のやり方も人材も不足している状況である為、優良事例を示しつつ中小医療機関にノウハウを伝える必要がある。また、院内で事故調査を行う際は、委員の半数程度を外部委員とし、目的がヒューマンエラーの追求ではなく、今後の医療の質を高められるような取り組みを行っていただきたい。

(2)終末期の定義について
延命治療の差し控え等が増加してきている中で、終末期の定義について、ガイドラインも多様なものがあり、内容もそれぞれで異なっているため、多くのガイドラインを確認し検討していただきたい。また、「ガイドラインに合致していないから延命治療の中止ができない」ということではないことを認識したうえで検討していく必要がある。

(3)当院の特徴について
高難度新規医療技術等先端医療を推進しつつ、地域と結びつく大学病院や特定機能病院が少ない中で、このような取り組みができていることは藤田医科大学病院の特徴であると思うので、今後も両立して取り組んでいただきたい。