病棟の場所 | A棟3F(ICU) | 外来の場所 | B棟1F(ペインクリニック) 外来棟1F(周術期管理センター) |
---|---|---|---|
Webサイト | 麻酔・侵襲制御医学講座Webサイト |
診療内容
主な対象疾患
手術室では、全ての全身麻酔症例とハイリスクの局所麻酔および部分麻酔手術の管理を行っています。集中治療室では、集中治療専門医が中心となって、内科系外科系に関わらず、また、全年齢層の重症病態の患者さんの全身管理を行っています。ペインクリニックでは痛み専門外来および脊髄刺激療法を行っています。
目標・基本理念・基本方針
全身管理のプロフェッショナルとして、安全な周術期管理、および集中治療・院内急変など、幅広い臨床領域で全身管理を行っています。「教育こそすべて:Education is everything」をスローガンに、臨床・教育・研究の3本柱の体制を整えてきました。手術室24部屋(ハイブリッド室を含む)、ICU18床、HCU16床が、当講座が管理・関与する領域です。
ICUはclosed systemの運営形態をとり、全科全年齢に対応します。VV ECMOやPCPSなどの体外循環、急性期からの積極的な栄養管理と早期リハビリテーション、急性血液浄化療法など高度先進的な全身管理を行っています。また、院内救急対応医療チーム(Medical Emergency Team: MET)の体制を整え、院内急変に対応しております。
周術期管理では、周術期の患者安全の向上および手術室の運用効率向上を目標とし、周術期管理センターでの多職種によるリスク評価およびリスク軽減へ向けた介入、術前リスクに基づいた麻酔中の全身管理、術後疼痛コントロールやICU管理を含めた術後管理と、途切れない全身管理を行っています。
診療の特色
多種多様の手術症例
当院では、各領域のロボット支援下手術、脳神経外科手術、移植手術、口唇口蓋裂手術、心臓血管外科手術、血管内治療など最先端手術が多く行われており、周術期管理センターにおける術前リスク評価から術中管理を通して、手術を安全に支えるのが麻酔科の仕事です。
Closed system ICU
当院ICUは、当講座を主体とした集中治療医が管理するclosed systemの形態をとっており、各科主治医や多職種の方々と常に綿密な連携の元に、ICU専従医がチーム医療を集約し、重症患者の最後の砦として、質の高い安全な滴定治療を行っています。全科全年齢を対象とし、従来の治療法では救命困難な院内の全重症患者、およびECMOを必要とするような呼吸不全患者や小児重症患者は院外からの搬送も受け入れています。
ペインクリニック
帯状疱疹関連痛・腰痛のみならず、癌性疼痛など、あらゆる痛み疾患の治療を行っています。薬物療法が中心ですが、各種ブロックや脊髄刺激療法など侵襲的な治療も取り入れています。
診療実績
2020年手術件数
項目 | 件数 |
---|---|
麻酔科管理症例 | 7,356 |
開頭手術 | 335 |
開胸手術 | 237 |
心臓・大血管 | 311 |
帝王切開 | 332 |
小児(6歳未満) | 462 |
2020年度ICU入室症例
外科系 | 内科系 | ||
---|---|---|---|
総合消化器外科 | 391 | 循環器内科 | 47 |
心臓血管外科 | 305 | 小児科 | 18 |
呼吸器外科 | 180 | 呼吸器内科 | 36 |
整形外科 | 98 | 消化器内科 | 14 |
脳神経外科 | 38 | 腎内科 | 6 |
耳鼻咽喉科 | 32 | 救急総合内科 | 5 |
泌尿器科 | 25 | リウマチ・膠原病内科 | 6 |
臓器移植科 | 33 | 脳神経内科 | 4 |
産婦人科 | 22 | リハビリテーション科 | 7 |
小児外科 | 26 | 血液内科 | 5 |
脳卒中科 | 19 | 肝胆膵内科 | 3 |
脊椎外科 | 24 | 内分泌内科 | 1 |
形成外科 | 15 | 精神科 | |
内分泌外科 | 7 | ||
口腔外科 | 5 | ||
皮膚科 | 6 | ||
救急科 | 4 | ||
乳腺外科 | 4 | 合計 | 1386 |
ICUにおける人工呼吸管理 | 718例 |
---|---|
ECMO(VA、VVあわせて) | 12例 |
IABP | 4例 |
間欠腎代替療法 | 190例 |
HD、HDF、SHEDD-fA等 | 延べ601件 |
持続腎代替療法 | 125例 |
CHDF、CHF等 | 延べ1,221件 |
血漿交換、吸着療法等 | 45例 |
PMX-DHP、PE等 | 延べ118件 |