血液浄化センター

病棟の場所 - 外来の場所 B棟2階
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センター内容

主な対象疾患

慢性腎不全(血液透析:入院50名、通院37名、腹膜透析:40名)           
アフェレシス対象疾患(アフェレシス実施患者数45名) : 血栓性血小板減少性紫斑病、潰瘍性大腸炎、術後肝不全、急速進行性糸球体腎炎、閉塞性動脈硬化症、ABO血液型不適合間同種腎移植、重症筋無力症、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎、多発性硬化症 、ギランバレー症候群、天疱瘡など

センター紹介

慢性腎不全患者さんに対して、新規導入血液透析、合併症・併存症治療のために入院中の維持血液透析、通院腹膜透析、腎移植前の術前血液透析などあらゆる腎代替療法に対応しています。また難治性病態へのアフェレシス治療を行い、患者さんの病態改善に貢献しています。さらに、診療のみならず大学病院の責務である将来を担う透析従事者の育成や臨床研究も行っています。

センターの特徴

  1. 当センターでは通常の血液透析・血液濾過透析療法の他に、アフェレシス治療を行っています。
  2. 血液透析治療とともに腹膜透析(CAPD)外来をセンター内に開設し、約40名の腹膜透析患者さんが通院しています。
  3. 腎臓病療養指導士により慢性腎臓病保存期の患者さんには腎代替療法選択のサポートを、透析開始となった患者さんには導入期指導を行っています。      

診療体制

診療スタッフは腎臓内科医師の他、血液浄化療法に専従した臨床工学技士21名と看護師13名、診療補助1名で構成されています。患者さんを中心としたチーム医療を実践するために、医師、臨床工学技士、看護師、栄養士、薬剤師で定期的に合同検討会を開催しています。

高度な医療

アフェレシス療法とは、専用の医療機器を用いて体外循環によって血液などの体液を取り出し、そこに含まれる病気の原因物質を分離して除去するとともに、不足している物質を補うことにより、体内のバランスを整える血液浄化療法です。             
当センターでは、包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)患者に対して、アフェレシス治療の一つである吸着型血液浄化(レオカーナ)を施行しています。本治療により血行再建術不適用患者の患肢予後と生命予後の向上が期待されています。

2023年度実績

血液透析患者数 633人
腹膜透析 患者数(3月度) 46人
腎不全透析導入 患者数 111人
他施設からの紹介患者数 551人
血液透析施行 延べ件数 13,579件
特殊血液浄化施行 延べ件数 290件

設備等

血液透析装置:43台
多用途血液浄化装置:2台    
腹水濾過濃縮再静注法専用装置:1台
体成分分析装置InBody:1台
超音波診断装置:1台