認知症・高齢診療科

認知症・高齢診療科は2016年4月に開設された新しい診療科です。わが国における認知症の人の数は、2012年時点で462万人、2025年には700万人になると推測されています。高齢者を総合的に診療する老年医学の観点に立ち、関係診療科・多職種・地域資源とも協力し、質の高い認知症医療・高齢者医療を行います。一方で、少子高齢化の中、持続可能な社会を念頭に置き、地域包括ケアやあらゆる世代にとって希望の持てる社会に寄与できる認知症・高齢者診療をめざします。
 
認知症の人やともに生きる家族、そして地域の人々にとって気軽に専門的な診療が受けられること、かかりつけ医やケアマネジャーなどとの日常的なサポートが受けられることなども心がけます。
 
認知症・高齢者診療にイノベーションや社会デザインの考え方も取り入れ、高齢先進国である日本から世界への知財・技術の発信も大事にしたいと考えています。そのため、若い医師やスタッフの育成にも努めます。

スタッフ紹介

教授
  • 武地 一
講師
  • 松永 慎史

教授紹介

  • “認知症を軸に
      一人ひとりの生き方・病・地域を診ていきます”

    武地 一

    教授

    Hajime Takechi

    武地 一

    専門・実績

    専門は認知症、高齢者総合的機能評価、地域連携、高齢者内科診療一般
    日本老年医学会専門医・指導医・代議員、日本認知症学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、認知症サポート医

    アピールポイント

    高齢者を総合的に診療する観点から、それぞれの人とその家族の生き方を尊重した医療を行うとともに、大学病院の特徴を生かし、新規治療を取り入れるよう心がけ、専門的な画像検査や認知機能検査を必要に応じ実施します。認知症関連疾患においては、高齢者に限ることなく、若年性(65歳未満での発症)認知症の診療も行います。認知症の予備群とされる軽度認知障害(MCI:mild cognitive impairment)の見極めから、認知症の場合も、最も多いとされるアルツハイマー型、それに続く脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型など幅広く診療を行います。更に認知症に限ることなく、高齢期の包括的な診療についても、関係各科、かかりつけ医と連携して行っていきます。

本科で診療実績のある主な疾患例

アルツハイマー型認知症、軽度認知障害(MCI)、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症、意味性認知症、混合型認知症、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、側頭葉てんかん、甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、妄想性障害、サルコペニア、フレイル