血液内科・化学療法科

病棟の場所 B棟7W病院 外来の場所 外来棟2階 内科外来
Webサイト 血液内科・化学療法科Webサイト

診療内容

主な対象疾患

一般的な症候

貧血、白血球数の増減、白血球分画の異常、血小板数の異常、リンパ節腫脹、原因不明の発熱など

血液腫瘍

悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性・慢性白血病、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍(本態性血小板血症、真性多血症、骨髄線維症)など

貧血および造血障害

鉄欠乏性貧血、ビタミン欠乏性貧血、溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血、寒冷凝集素症など)、発作性夜間ヘモグロビン尿症、再生不良性貧血など

出血性疾患、血栓性疾患

特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病、凝固因子等の異常症など

目標・基本理念・基本方針

目標

標準治療を適切に実施させていただくことに加えて、先進的で最新の診断方法や治療法をご提供させていただくことを目標としています。また、患者さんお一人おひとりの価値観やライフスタイルに合わせた「安心・安全で最善の医療」をご提供できるよう、スタッフ一同心がけています。

基本理念

当血液内科では、悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍、再生不良性貧血などの造血障害、特発性血小板減少性紫斑病などの出血性疾患について、専門性の高い医療の提供を行うほか、原因の特定が困難な貧血や血球異常の患者さんなどについても、幅広く診療を行っています。 最新の治療を積極的に提供するとともに、患者さんお一人おひとりの価値観に合わせた最善の診療を提供できるよう努力してまいります。

基本方針

地域医療の要となって機能できるよう、積極的に地域の患者さんのお引き受けをさせていただきます。最新治療も含めた最善の医療の提供を心がけていきます。

診療科の特色

当院における血液患者さんの数は全国でも有数であり、血液悪性腫瘍ほか、造血障害を来す様々な疾患、血小板や凝固因子の異常による出血性疾患など、多方面にわたる血液疾患について幅広く専門的に診療を行っています。また、大学病院の特性を生かして、基礎研究とベッドサイドとを結ぶ「ゲノム医療」など、先進技術を臨床現場に取り入れることを目指しており、標準治療の安全な実施に加えて、臨床試験や新薬治験への積極的な参加など、患者さんに最良の医療を届けることができるよう、日夜努力しています。 一方で、患者さんお一人おひとりの価値観やライフスタイルに合わせた、それぞれの患者さんにとって「安心・安全で最適な医療の提供」を心がけています。 院内の各専門科との連携のほか、全国の血液内科との連携、および近隣の医療施設との連携を日々強化し、継続可能で質の高い血液疾患診療の実現を目指しています。またこれら診療と平行して、教育施設としての学生教育はもとより、診療科全体で心の通ったメディカルスタッフの育成にも力を入れています。 地域医療の要として、近隣の医療施設からのご相談についてできる限り積極的にお答えできるよう努力をさせていただきますとともに、患者さんや医療者向けセミナーの開催などを通して、地域全体の血液診療の質の向上を目指していきたいと思います。

得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

化学療法(抗がん剤治療)、分子標的治療(小分子化合物やモノクローナル抗体治療薬など)、移植治療ほか、新薬治験、臨床試験を積極的に実施しています。また、遺伝子変異解析を用いた悪性リンパ腫の診断などにも取り組んでいます。

診療実績(2021年度)

項 目

件 数

地域連携紹介患者受け入れ人数(年間延べ)

476

新患入院患者数(年間)

716

外来患者数(1日平均)

57.3

外来化学療法実施件数

1,900

骨髄穿刺施行数

555