臓器移植センター

病棟の場所 C棟4階 外来の場所 -
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センター内容

主な対象疾患

腎移植:糖尿病、糸球体腎炎、腎硬化症などによる慢性腎不全。(年間30~40例)
肝移植:胆道閉鎖症(小児)、肝内胆汁うっ滞症、肝硬変、肝がんなど。(年間10~15例)
膵移植:1型糖尿病(腎不全を伴う場合は、膵腎同時移植)(年間約10例)
肺移植:肺高血圧症、間質性肺炎、肺気腫など
角膜移植:水疱性角膜症、円錐角膜、角膜潰瘍など
膵島移植:1型糖尿病 

センター紹介

当院は腎移植、膵移植、肝移植、肺移植、膵島移植、角膜移植など多臓器・組織の移植を実施する総合的な移植医療施設です。臓器・組織移植には、免疫抑制法、感染症対応、心血管系合併症管理、精神的ケアなど、臓器の種類を問わず多くの共通した課題があります。
当センターは全国に先駆けて2019年1月に、1フロアを移植専門病棟として開設しました。ここでは、移植後の患者管理に加え、移植手術前の適応検査や移植後の合併症対応など、移植に特化した包括的で高度な医療を提供しています。多職種の専門医療チームが連携し、患者さん一人ひとりに対応した質の高い医療サービスを実現しています。さらに、2026年度からは、臓器のあっせんに関するドナー関連業務を実施する(一社)中部日本臓器提供支援協会(CODA)が当院を中心に立ち上がります。当センターはCODAとの緊密な連携を通じて、ドナー対応から移植医療まで一貫した体制を構築し、より充実した移植医療の提供を目指す予定です。

目標・基本理念・基本方針

当センターでは、安全かつ高度な移植医療の実践を目標として、患者さんに応じて手術のみならず、術前・術後管理に多職種で対応し、手術後の合併症や拒絶反応治療を確実に行い、ドナーさんからいただいた臓器の保護、患者さんの生命予後の改善を全力で行います。

センターの特徴

  1. チーム医療で、高度で安全な移植医療を実施
    各臓器・組織移植の専門医師のみならず、移植看護師、移植コーディネーター、薬剤師、臨床心理士など多くの職種がチームとなって患者さんの診療にあたり、高度で安全な移植医療を実践しています。
  2. 確実な感染症対策
    当センターには、感染症対策設備として、陰圧室1室、陽圧室4室があり、いかなる感染症にも対応可能です。
  3. 生体ドナーの終生フォロー体制
    健康な方から臓器を提供いただく、生体腎移植や生体肝移植のドナーについては、適応検査、手術のみでなく、提供後終生のフォローアップをする体制が構築されています。

診療体制

移植を専門とし、学会認定を受けた医師が、主治医、執刀医、担当医となります。移植看護教育を受けた看護師が、移植コーディネーターと連携して、患者のニーズに応じた個別看護を24時間実践します。また毎週多職種病棟カンファランスを開催し、医師、看護師、移植コーディネーター、薬剤師、臨床心理士などにより、患者さんの経過、問題点を検討し、最善の対策について決定する体制としています。

高度な医療

生体腎移植

ドナー手術に後腹膜鏡下手術を導入し、安全かつ低侵襲で、痛みも少なく、術後5日間で退院できます。

膵移植

当院の症例数は日本のトップクラスであり、特殊なデバイスを用いた移植膵の処置、独自の血管吻合法を行い、膵腎移植でも輸血必要例は20%と全国的にみても低くなっています。

生体肝移植

当院では年間10例以上の生体肝移植を行っています。免疫学的ハイリスクのABO血液型不適合移植も実施しています。 

膵島移植

国際再生医療センターと連携し、膵臓から膵島のみを抽出して、手術ではなく、肝臓(門脈)を穿刺し、点滴で移植する高度技術です。安全性が極めて高く、痛みがほとんどなく、30分程度で終了します。

設備等

臓器移植センターは、C棟4階のフロアーすべて(25床)です。移植後感染症の患者のため、陰圧室1室(陽圧にも変更可能)、陽圧室4室が設置されています。また個室では、腎移植後患者のために、血液透析ができる部屋も設置しています。

2025年実績

 
項目 実績数
生体腎移植手術 20
生体腎移植ドナー手術 20
脳死腎移植手術   5
脳死膵臓移植手術   5
脳死ドナー膵腎摘出手術   6
生体肝移植手術   5
生体肝移植ドナー手術   5
移植腎生検 69