総合周産期母子医療センター

病棟の場所 MFICU、NICU、GCU 外来の場所 -
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センター内容

主な対象疾患

産科部門

  • ローリスク妊娠・分娩・産褥管理
  • ハイリスク妊娠・分娩・管理
    母体(切迫流早産、胎盤位置異常、妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、産褥出血、胎盤遺残、等)
    胎児(先天異常、発育異常、胎児検査、胎児治療、等)
    分娩後支援(多胎分娩後、合併症分娩後の支援)

新生児部門

早産児、低出生体重児など未熟性のため治療が必要な児、先天性疾患で手術やその他の専門的な対応が必要な児、その他新生児で医療が必要な児全てが入院対象となります。

センター紹介

当院の周産期部門は、B棟3階のワンフロアに産科部門として一般産科病棟28床と母体胎児集中治療室(Maternal Fetal Intensive Care Unit:MFICU)6床、新生児部門として新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit:NICU)12床と新生児治療回復室(Growing Care Unit:GCU)18床を整備し、愛知県指定の総合周産期母子医療センターとして、24時間体制でローリスクからハイリスクまで全ての母体・胎児・新生児の予後向上を目指して活動しております。

センターの特徴

  1. ローリスクからハイリスクまで、全ての妊娠・分娩・産褥・新生児管理を行なっています。
  2. 高度の異常や合併症の出現の際には、関係する各診療科の協力の下で集学的な治療が受けられます。
  3. 妊娠中から赤ちゃんの出生後まで、切れ目のない母児・家族支援を提供しています。

診療体制

医療については産婦人科学講座と小児科学講座の構成員、看護については看護部の助産師・看護師・看護助手・看護ヘルパー、さらに病棟薬剤師・メディカルソーシャルワーカー(MSW)を加えてセンター全体の診療体制を組んでおります。また緊急例・重症例・合併症については、麻酔科・小児外科・脳神経外科・高度救命救急センター等の関係各診療科による支援・協力体制も整備しております。

高度な医療

  • 母体救急および重症例に対する集学的治療
  • 高機能超音波診断装置を用いた正確な出生前胎児診断
  • 臨床遺伝科との連携による出生前診断と遺伝カウンセリング
  • ファミリーセンタードケアの理念に基づいた集学的な新生児集中治療
  • 心臓病を除く新生児外科系疾患の手術および手術前後の管理

業務実績

産科部門(2023年)

  • 分娩数597件(このうち帝王切開分娩344件)
  • 胎児異常症例数26件
  • 救急搬送受け入れ数149件

新生児部門(2023年)

  • NICU・GCU総入院数 376人(うち院外出生児の搬送入院 132人)
  • 極低出生体重児(出生体重1500g未満の児)29人
  • 超低出生体重児(出生体重1000g未満の児)14人
  • 新生児吸気器疾患(人工呼吸を要した児) 68人
  • 新生児外科疾患(新生児期に手術をした児) 17人

設備等

  • 高機能超音波診断装置
  • 血液ガス測定装置
  • 麻酔器
  • X線診断装置
  • 新生児専用人工呼吸器
  • 非侵襲的心拍出量測定装置
  • 振幅統合脳波モニタリング装置
  • 新生児低体温療法用体温管理装置
  • ファミリールーム(NICU・GCU病棟内)