土曜日の外来診療について
ご相談が必要な場合は平日にお越しいただくか、近隣の医療機関へご相談ください。
うつ病への反復経頭蓋磁気刺激(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation; rTMS)治療
反復経頭蓋磁気刺激(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation; rTMS)は、専用機器で磁場を発生させ特定部位の神経細胞を繰り返し刺激して、うつ病の症状を改善させる治療です。
2019年6月からは成人のうつ病に対するrTMS療法が保険適応となり、当院では2020年1月にNeuroStar® TMS治療装置を導入し、健康保険を適用した治療が可能です。
保険診療
保険診療では、rTMS 療法に関する講習を受けた日本精神神経学会精神科専門医の指示のもと、1日約40分、週5日、4週から6週間にわたる rTMS 実施が認められており、当院では多数の専門医が在籍しています。また、この治療法は、安全性が高く、また薬物療法だけでは十分な改善がなかったうつ病患者さんにも効果が期待できます。
対象の患者さん
rTMS適性に関する質問票
18 歳以上の方で rTMS 療法の適正を判断する質問票です。
治療内容
・初診外来担当医または入院主治医・担当医は、必要に応じて脳波検査など詳しい検査を行い、有効性と安全性の観点から病状を評価した上で、rTMS療法の適応か否かを判断します。
・rTMS療法導入初日には、刺激部位と刺激強度を決めてから治療を開始します。専用のトリートメントチェアに座って、左前頭部に治療コイルを設置します。初めの数回は刺激による痛みや不快感を生じる場合もありますが、慣れにより軽減します。刺激そのものは約40分かかります。月曜から金曜日(祝日は除く)に30回ほど6週間にわたり施行します。治療クールの終了については、有効性・安全性に基づいて医師が判断いたします。
・通常、適応疾患では症状の改善が認められます。ゆっくりと改善を実感されるケースが多いようです。
副作用について
rTMS療法を希望される方へ
かかりつけ医の先生よりご紹介いただく際の注意点
お問い合わせ
藤田医科大学病院 精神科外来
平日(13:00~17:00)
電話 0562-93-2170