スタッフ紹介
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教授紹介
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病気に厳しく、患者に優しい治療
白木 良一
教授(主任)
Ryoichi Shiroki
専門・実績
泌尿器科では、悪性腫瘍、下部尿路障害(神経因性膀胱、前立腺肥大症など)、腎移植、尿路性器感染症、女性小児疾患など、単科でありながら良性から悪性、小児から老年期まで幅広い領域の疾患の診療を行なっております。主な特徴としては、低侵襲な腹腔鏡およびロボット支援手術です。ロボット支援手術は2009年の導入以来、前立腺がんは約1000例(年間150例)、腎がんは約230例(年間60例)を施行しており、症例数は国内トップクラスです。他にも、膀胱がん、女性骨盤底疾患、水腎症等にも応用しており、治療成績も卓越しております。他施設からの見学者も多く、全国から注目されております。我々は藤田医科大学病院で診療できることを誇りに思い、“先端医療から末期医療まで”をスローガンに、教室員が一丸となって“患者さんの立場に立った医療の提供”を目標に今後も切磋琢磨しております。アピールポイント
当科では“最小な侵襲による最大限の治療効果”を念頭に常に最新治療の導入や個々の症例に適した治療技術の選択を考えています。主な特徴としては、低侵襲な腹腔鏡およびロボット支援手術です。2009年の導入以来、前立腺癌、腎部分切除術の症例数は国内トップクラスであり、治療成績も卓越しております。また、進行性膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘除術では積極的に腔内尿路変更術(回腸導管、代用膀胱)を施行しています。良性疾患(膀胱膣瘻、骨盤臓器脱、腎盂形成術)にも応用し良好な治療成績を得ています。他にも、前立腺癌に対する密封小線源療法、腎臓移植(生体腎および献腎)、前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺核出術、小児泌尿器疾患(膀胱 尿管逆症や水腎症)の根治手術など多岐に渡り、県内外からも広く診療を希望される患者さんにみえて頂いております。 -
全国初 女性教授による小児と女性のための泌尿器科診療
佐々木 ひと美
臨床教授
Hitomi Sasaki
専門・実績
1993年5月~1995年3月 藤田保健衛生大学病院 研修医1995年4月~1996年8月 東京都立清瀬小児病院泌尿器科医師1996年9月~1999年6月 Washington University, Dept. of Surgery, Research Fellow1999年7月~2002年3月 藤田保健衛生大学 医学部 助手2002年4月~2013年3月 藤田保健衛生大学 医学部 講師2013年4月~2017年5月 藤田保健衛生大学 医学部 准教授2017年6月~ 藤田保健衛生大学 医学部 臨床教授日本泌尿器科学会専門医、指導医、日本移植学会移植認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医、日本小児泌尿器科学会認定医アピールポイント
泌尿器科疾患の中でも小児、女性、腎移植などの良性疾患を専門に治療します。患者さんご自身の生活指導からダビンチを用いた先進的外科治療まで、トータルに疾患を治療します。小児疾患では停留精巣や包茎などのよく見られる疾患から膀胱尿管逆流、水腎症、小児慢性腎不全にたいする腎移植など生涯にわたってフォローが必要な疾患まで保存的、外科的治療を行っております。また女性の患者さんに特有の骨盤臓器脱や腹圧性尿失禁、過活動膀胱、間質性膀胱炎に対するトータルサポートは毎週月曜日午後の女性専用外来を開設しております。排尿の悩みはQOLを激しく損なうものです。いつでもご相談ください。 -
幅広い診療経験から患者さんとご家族に寄り添える診療
住友 誠
教授
Makoto Sumitomo
専門・実績
泌尿器科悪性腫瘍、ロボット手術、がん薬物療法、ゲノム医療、集学的治療
主な学会および専門医・認定医資格、日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本泌尿器内視鏡学会、(腹腔鏡技術認定医)、米国泌尿器科学会、米国癌学会、米国癌治療学会、欧州泌尿器科学会、国際泌尿器科学会、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、ロボット支援手術技術認定医 ほかアピールポイント
泌尿器科がんの予防、早期発見、手術、その後の薬物療法まで、幅広い治療経験からそれぞれの患者さんに適った診療方針をご提示いたします。さらに、藤田医科大学がんセンター長の立場からも、がんのゲノム解析や先端医療に関連する医療のご提供にも力を入れています。難しい内容でもひとつひとつ丁寧な説明を行い、適切な方針のもと、理想的な治療を提供することを心がけています。
当科の特徴
腎移植領域では献腎移植件数は国内でもトップクラスで、術後管理が極めて難しい心停止ドナーからの献腎移植でも、良好な成績を得て米国移植学会など海外からも注目されています。尿路性器悪性腫瘍の治療にも常に患者さんの立場に立った最新治療法を心がけており、近年本邦でも著しく増加傾向にある前立腺癌に対しては、できる限り手術の負担や手術の際の手術創を小さくして術後の患者さんの苦痛が軽減できるよう、従来の手術法に加えて、小線源治療(放射線治療)、ロボット支援下腹腔鏡手術など安全性と確実性を重視し、患者さんに合わせた治療法を選択することが可能となっています。
一方、患者さんの術後のQOL維持にも留意し、膀胱癌などで膀胱摘出を余儀なくされた場合には自分で排尿が可能な代用膀胱や非失禁型の尿路変更をおこなっています。更に癌終末期の緩和医療にも真剣に取り組み、治癒の見込みがない場合でも癌患者さんの苦痛を積極的に取り除き、ご家族とともに安らかな時を過ごす事ができるようお手伝いさせて頂いています。
このように、我々は本院で診療ができる事に誇りを持ち、“先端医療から末期医療まで”をスローガンに、教室員が一丸となって“患者さん立場に立った医療の提供”を目標に努力しています。
主な手術実績(2019年)
手術術式 | 件数 |
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腎移植術 | 5件 |
ロボット支援前立腺全摘術(RARP) | 149件 |
ロボット支援腎部分切除術(RAPN) | 53件 |
ロボット支援膀胱全摘術 (RARC) | 19件 |
ロボット支援根治的腎摘出術 | 3件 |
ロボット支援腎尿管膀胱部分切除術 | 3件 |
開放腎(尿管)手術 | 7件 |
腹腔鏡腎(尿管)摘除術 | 40件 |
被膜下前立腺線種核出術 | 2件 |
腹腔鏡下仙骨膣断端固定術 | 9件 |
腹腔鏡下尿膜管摘出術 | 10件 |
後腹膜リンパ節郭清 | 4件 |
腎盂形成術 | 5件 |
VUR根治術 | 3件 |
膀胱尿管新吻合術 | 3件 |
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt) | 230件 |
経尿道的前立腺レーザー切除術(HoLEP) | 34件 |
経尿道的尿路結石破砕術(TUL) | 80件 |
経皮的腎結石破砕術(PNL) | 18件 |
体外衝撃波結石破砕術(ESWL) | 20件 |
膀胱結石破砕術・異物除去術 | 25件 |
腎瘻造設術 | 40件 |
膀胱瘻造設術 | 10件 |
精巣摘出術 | 16件 |
停留精巣固定術 | 5件 |
精巣捻転解除術 | 3件 |
陰嚢水腫根治術 | 5件 |
尿道下裂手術 | 5件 |
水圧拡張術(間質性膀胱炎) | 2件 |
前立腺針生検 | 227件 |
TVM・TVT・TOT(女性骨盤底手術) | 9件 |
その他 | 103件 |
小計 | 1147件 |
前立腺小線源治療 | 57件 |
金マーカー挿入術(IMRT治療用) | 5件 |
総計 | 1209件 |
本科で診療実績のある主な疾患例
悪性腫瘍(腎癌、膀胱癌、前立腺癌など)、末期時腎不全に対する腎移植(生体、献腎)、排尿障害(前立腺肥大症、過活動膀胱など)、尿路感染症、尿路結石、男性不妊・勃起不全、小児泌尿器疾患、女性泌尿器疾患(骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁)など