血管外科

病棟の場所 - 外来の場所 B棟1階 外科外来
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診療内容

主な対象疾患

大動脈疾患

大動脈瘤(胸部、腹部、胸腹部)、腸骨動脈瘤、B型大動脈解離

末梢動脈疾患

下肢閉塞性動脈硬化症(重症虚血肢)、糖尿病性足趾潰瘍、ベーチェット病、バージャー病、末梢動脈瘤(膝窩動脈瘤など)、膝窩動脈捕捉症候群、膝窩動脈外膜嚢腫など

静脈疾患

下肢静脈瘤、深部静脈血栓症など 

特殊疾患

血管外傷、内臓動脈瘤、腎動脈瘤、血管炎、感染性動脈瘤、炎症性動脈瘤、透析シャント造設、透析シャントトラブルなど 

目標・基本理念・基本方針

目標

血管外科分野の安定した手術技術に加えて、最新の医療技術も取り込み、患者さん一人一人に応じて最適・最良な治療を提供します。

基本理念

血管疾患に伴う症状・不安を取り除くために、循環器内科、心臓血管外科などと綿密に連携をとり、外科治療、カテーテル治療、ハイブリッド治療など、個々の患者さんに対して最適な診断・治療を行います。

基本方針

  • 確実な診断を行い患者さんに応じた最適な治療を提供する  
  • 患者さんに対する丁寧な説明とチーム医療の提供
  • 先進的かつ低侵襲な医療技術の習得 
  • 専門的研究による血管外科分野への貢献

診療科の特色

当科は、近年の大動脈・血管外科疾患治療の多様化や血管外科領域デバイスの進化に対応すべく、日本でも数少ない血管外科単独診療科として2023年7月に開設されました。当科の特色として、従来から用いられているステントグラフト治療や外科手術に加えて、海外の施設との連携による最新の大動脈ステントグラフト手術や分枝ステントグラフト手術、末梢動脈疾患に対する最新のカテーテル治療、ハイブリッド治療などを積極的に取り入れています。
従来の開胸・開腹手術(人工血管置換術)のみならず、低侵襲治療であるステントグラフト治療、最新の分枝ステントグラフト治療などを行うことにより、患者さんの早期の退院・社会復帰を目指します。また閉塞動脈病変に対しては、無侵襲診断から局所麻酔下でのカテーテル血管内治療(ステント留置等)を行い、早期に下肢血流を改善させることを目指しています。進行病変には外科的バイパス術が必要となりますが、当科では末梢動脈・足部への遠位バイパス術も積極的に施行しています。他にも下肢静脈瘤のレーザー治療や透析シャント手術、血管外傷、内臓動脈瘤や腸管虚血など特殊な疾患に対しても、他科とも協力しながら治療にあたっております。

得意とする治療・高度な医療・特徴的な医療

得意な治療

大動脈瘤・大動脈解離に対するステントグラフト治療、末梢動脈疾患(下肢閉塞性動脈硬化症等)に対するカテーテル治療・バイパス手術・ハイブリッド手術、下肢静脈瘤に対するレーザー血管内焼灼術など

高度な医療

胸腹部大動脈や弓部大動脈瘤などに対する分枝ステントグラフト手術、足部への遠位バイパス手術など