院外処方箋

メリット
  • 「保険薬局」であればどこでも調剤してもらえます。
  • 「かかりつけ薬局」を決めておくと、他の病院で出された薬や、自分で購入した市販薬などとの重複やのみ合わせを薬剤師がチェックしてくれ、副作用等を未然に防止できます。
  • 薬剤師による、効能・効果、副作用、その他の注意等、薬の詳しい説明が受けられます。
  • 院内での薬の待ち時間が無くなります。
デメリット
  • 病院で診察を受け、保険薬局で薬をもらうため二度手間となります。
  • 充分な薬の説明や指導を受けるため、多少支払いが増えることがあります。

院外処方箋Q&A

  • お医者さんはどうして処方せんを出すのですか?
    医師は処方せんを出し、お薬のことを専門家である薬剤師に任せることで一層診療に専念することができます。その結果患者さんは、より充実した医療を受けられるようになります。
  • 院外処方とは何ですか?
    医師が患者さんの治療に必要なお薬を選び、名前・量・使用方法等を記入した用紙のことを処方せんといい、それを患者さんご自身が保険薬局に持参し、お薬を受取るシステムが院外処方です。
  • 院外処方せんの有効期限はありますか?
    院外処方せんの有効期限は、発行日を含めて4日間です。それを過ぎれば、再度処方せんを発行してもらわなければなりません。
  • 病院と同じお薬がもらえますか?
    処方せんに従い、患者さんのご希望にそった薬をもらうことができます。病院と同じお薬をうけとることもできますし、後発品へ変更したりすることもできます。薬局薬剤師にご相談ください。
  • 処方せんは、代理の者が持参しても調剤して貰えますか?
    処方せんがあれば、ご本人でなくても大丈夫です。患者さんはご自宅でお休みになりご家族の方が処方せんを保険薬局へご持参ください。
  • 院外処方は、医療費が高くなりませんか?
    処方せんにより保険薬局でお薬を受取る場合、病院から貰うよりも患者さんの負担は割高になり、また、お薬の容器等のコストも個人負担となる場合があります。これは、薬局で患者さんのお薬の薬歴を記録したり、丁寧な服薬指導を行う事によるものです。 なお、病院と同じように、薬局でも老人保健、乳児医療、労災保険等が適用になります。
  • 処方せんを薬局に持参すると調剤前にいろいろと聞かれますが、なぜですか?
    お薬を安全に使用して頂く為に、必要な事をお聞きします。例えば、以前お薬で副作用やアレルギ-が起きなかったか、他にどんなお薬を服用しているか等、確認して調剤します。また、一度お聞きした事は、薬局で記録しておき、次回の調剤に役立てます。かかりつけの薬局を決めておくと使用するお薬(2ヶ所以上の医療機関からのお薬や市販薬等)の重複や相互作用をチェックできるので、より安全なお薬の使用が期待できます。
  • 病気のことや、服用している薬のことが他人に漏れることはないのですか?
    薬局の薬剤師は、患者さんから聞いたことを他人に話すことは法律で固く禁じられています。
    プライバシーは必ず守られます。