お知らせ

最新鋭手術支援ロボット「ダビンチ5(da Vinci 5)」による直腸癌に対するロボット支援低位前方切除術を実施しました

 このたび当院は新規導入した最新鋭手術支援ロボット「ダビンチ5(da Vinchi 5)」を用いて、2025年9月29日(月)に直腸癌に対するロボット支援低位前方切除術を実施いたしました。手術は無事成功し、患者さんは術後順調に回復しています。
ダビンチ5(da Vinchi5)は手術支援ロボット「ダビンチ」の最新モデルで、2025年7月より国内導入が開始されました。改良された高解像度の3D映像や、フォースフィードバック(力覚フィードバック)機能などが特徴です。また、データ処理能力が1万倍に向上し、今後のAIやMachine Learning活用への道を開く可能性が期待されます。当院は今回のダビンチ5(da Vinchi5)導入により、da Vinci 5(1台)、da Vinci SP(2台)、da Vinci Xi(1台)の計4台体制となります。さらに、手術支援ロボットHugoTM(1台)と国産手術支援ロボットhinotoriTM(1台)も導入しており、今後もロボット支援手術の先駆けとしてロボット支援手術の術式開発とその普及啓発に継続的に取り組んでいきます。

ダビンチ5(da Vinchi 5)の特徴

  • インチュイティブサージカル社製の最新型手術支援ロボット
  • 3次元のリアルな触覚を感知できる力覚フィードバック機能
  • 従来ダビンチの4倍の解像度などのリアルな3Dビューの実現による優れた視認性
  • デジタルテクノロジーを用いた手術データ解析 
  • 気腹装置など手術に必要な周辺機器統合による術者の自立性の向上

左よりタワー、コンソール、ロボット(画像:インチュイティブサージカル社より提供)

術者はコンソールのヘッドインメニューから各コンポーネントの設定管理が可能