循環器内科

循環器内科方針
  1. 患者さんを中心に考え、安全で質の高い医療を提供する。
  2. 循環器疾患の診断・治療の開発を通して社会に貢献する。

循環器内科は
1日平約100人の外来患者さん、70人を超える入院患者さんの診察を行っております。
近年の心臓カテーテル技術の発展・普及により、様々な循環器疾患の診断・治療が行われるようになってきており、当科でも2016年は1517例の冠動脈造影検査及び550例の冠動脈ステントなどを用いたカテーテル治療を施行しました。またカテーテル治療として、冠動脈疾患のみならず、慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症に対するバルーン肺動脈形成術(BPA)や重症大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁バルーン拡張術(BAV)や経皮的大動脈弁留置術(TAVI)も積極的に行っております。全てのインターベンションにおいて大きな手技関連合併症もなく良好な治療成績を得られております。
 
また不整脈に対する治療として、カテーテルアブレーションやペースメーカーの植込み、植込み型除細動器(ICD)留置や心臓再同期療法(CRT)を行っております。特にカテーテルアブレーションでは心房細動が増加しており、手技時間が大幅に短縮可能なクライオアブレーションも導入し、従来の高周波アブレーションと同等の成績が得られております。
さらに冠動脈バイパス術や冠動脈形成術の適応とならない、あるいは侵襲的治療のリスクに比べて十分な改善効果が見込めない安定狭心症患者さんに対して低出力体外衝撃波治療も行っており、症状や予後の改善が認められております。
 
心疾患の診断に欠かせない画像診断では320列冠動脈CTを中心に、心臓MRI、心筋シンチグラフィー検査等を行っております。近年では冠動脈CTによる狭窄病変描出と同時に冠血流予備量比(FFR)を測定し、冠動脈カテーテル治療の適応についても判定可能なCT-FFRも行っております。
 
救命救急センターの中にあるCCUでは急性心筋梗塞や重症な心疾患の治療を行っております。CCUでは体外循環装置や血液浄化療法も常時可能であり、昼夜を問わず救急治療を行っております。まず患者さんを第一に考え、最良の医療を提供できるように努めております。

スタッフ紹介

教授
  • 井澤 英夫
  • 谷澤 貞子
  • 皿井 正義
准教授
  • 山田 晶
  • 原田 将英
  • 村松 崇
  • 河合 秀樹
講師
  • 大田 将也
  • 星野 芽以子
助教
  • 越川 真行
  • 星野 直樹
  • 本池 雄二
  • 鷹津 英麿
  • 西村 豪人
  • 長坂 遼
  • 河田 祐佳
  • 西村 明日香
  • 鳥谷 卓央
  • 船戸 優佑
  • 良永 真隆
  • 伊藤 丈浩
  • 宮﨑 茜
  • 石川 正人
  • 上床 崇
  • 佐藤 嘉洋
  • 中嶋 千尋
  • 松脇 佑次
  • 丹羽 雄大
  • 山邊 小百合

教授紹介

  • 世界をリードする心臓病治療と安心・安全を患者さんに届けることが私たちの使命です。

    井澤 英夫

    教授

    Hideo Izawa

    井澤 英夫

    専門・実績

     日本内科学会総合内科専門医・内科指導医、日本循環器学会循環器専門医、日本高血圧学会高血圧専門医・高血圧指導医、日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション認定医・指導士、日本内科学会評議員、日本循環器学会上級会員 (FJCS)、日本心臓病学会上級会員(FJCC)、日本心不全学会代議員、日本心臓リハビリテーション学会理事、米国内科学会会員、米国循環器学会会員、ヨーロッパ心臓病学会会員

    アピールポイント

    あらゆる検査・治療機器が揃った大学病院で数多くの循環器系疾患の患者さんの診療を行っています。狭心症や心筋梗塞、不整脈、心不全、心筋症、血管疾患、高血圧、肺塞栓症等、すべての心臓病・血管系疾患に対して、重症の患者さんから軽症の患者さんまで、患者さんの状態に応じた最適な治療を24時間いつでも提供しています。他院で治療できない重症の患者さんや合併症の多いご高齢の患者さんも積極的に受け入れています。診療方針は患者さんご本人およびご家族のご希望を伺った上で、患者さん一人一人にとって最善の診療方針を決めています。また、入院の原因となった心臓病の治療のみならず退院後の日常生活がスムーズに行えるよう、心臓リハビリテーションや栄養指導、服薬指導にも、看護スタッフや理学療法士、薬剤師、栄養士、ケースワーカー等の多職種からなるハートチームで積極的に取り組んでいます。新しい検査法や治療法を開発し世界の心臓病治療を常にリードして、心臓病で苦しんでみえる患者さんを一人でも多く救うことが私たちの使命と考えています。
  • やさしく、丁寧で、わかりやすい医療を心がけています。

    皿井 正義

    教授

    Masayoshi Sarai

    皿井 正義

    専門・実績

    日本循環器学会認定循環器専門医、日本内科学会認定内科医、日本核医学会核医学専門医、PET核医学認定医
    1991年に藤田保健衛生大学を卒業後、藤田保健衛生大学病院で研修し、循環器内科に入局。その後3年間、碧南市民病院で勤務し、心臓核医学の研究で博士号を取得。2003年から2年間、米国Drexel大学医学部Molecular Cardiology Centerと米国California大学Irvine校に留学し、2005年から藤田保健衛生大学に勤務。2018年1月から現職。
    医療連携福祉相談部副部長と国際医療センター副センター長を兼務。

    アピールポイント

    内科は「正しい診断」が重要と考えています。循環器画像診断を専門としており、心臓核医学、心臓CT、心臓MRIなどの診断技術を駆使して、体に負担が少なく、精度の高い診断を行っていきたいと考えています。検査結果は、やさしく、丁寧に、わかりやすく説明したいと考えています。
  • 谷澤 貞子

    教授

    Sadako Tanizawa

    谷澤 貞子

    専門・実績


    日本内科学会認定内科医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本心血管インターベンション治療学会認定医、日本心臓リハビリテーション学会指導士、日本循環器学会上級会員(FJCS)、ヨーロッパ心臓病学会上級会員(FESC)

    1992年に東京女子医科大学を卒業後、藤田保健衛生大学病院で研修し、循環器内科へ入局。2000年に心筋梗塞と画像診断の研究で博士号を取得。2000年から1年間米国Johns Hopkins University、2008年から2年半米国UC Irvineへ留学。2014年から1年間米国Mount Sinai Hospitalで勤務(研究)。2015年4月から藤田保健衛生大学に勤務。

    アピールポイント

    心臓病の診断・治療に携わっています。特に、狭心症・心筋梗塞といった病気に対するCT、MRI、核医学などの検査を専門としています。なるべく負担のすくない検査で、必要に応じて高度の医療機器を用い、正確な診断と適切な治療が行えるように心がけています。

主な検査治療件数(2019)

心臓カテーテル関連
冠動脈造影検査(CAG) 1,355件
冠動脈形成術(PCI) 486件
冠動脈内ステント留置術(STENT) 427件
高速回転冠動脈アテレクトミー 26件
経皮的大動脈弁バルーン拡張術(BAV) 18件
経皮的大動脈弁留置術(TAVI) 36件
心筋生検 78件
不整脈治療関連
心房細動 247件
発作性上室頻拍 36件
心房頻拍 16件
心房粗動 6件
心室期外収縮 35件
心室頻拍 5件
植込み型除細動器留置(ICD)・心臓再同期療法(CRT) 30件
ペースメーカー留置 110件
植込み型心電用データレコーダー 10件
生理検査
安静時心電図 32,963件
マスター運動負荷心電図 2,955件
トレッドミル運動負荷テスト 187件
ホルター心電図・イベント心電図
 
2,707件
 
6分間歩行検査 120件
呼気ガス分析 15件
遅延電位心電図 342件
健診心電図 2,521件
脈波伝播速度(ABI)検査 3,051件
24時間血圧検査 214件
経胸壁心エコー検査 11,779件
ドブタミン負荷心エコー検査 53件
経食道心エコー検査 624件
運動負荷心エコー検査 99件
心臓核医学検査
負荷心筋血流シンチ 774件
安静心筋血流シンチ 18件
心筋脂肪酸代謝シンチ 16件
心臓交感神経機能シンチ 188件
心プールシンチ 0件
PET(viavility) 0件
PET(炎症) 77件
心臓CT, 心臓MRI
冠動脈CT 948件
心臓CT 305件
心臓MRI 91件

本科で診療実績のある主な疾患例

虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、不整脈(心房細動、房室ブロックなど)、弁膜症(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全など)、心膜・心筋疾患(心膜炎、感染性心内膜炎、拡張型心筋症状、肥大型心筋症、心サルコイドーシスなど)、肺高血圧症、心不全など。