臨床工学部【ME管理室/血液浄化センター】

臨床工学部 基本方針

患者さんに有用で質の高い臨床工学業務を提供し、医療技術の開拓並びにそれに関わる医療人教育・育成を行うことにより社会の医療に貢献します。

スタッフ紹介

部長 稲熊 大城
副部長 石川 隆志
臨床工学技士 41名

ME管理室 (23名)

 ME管理室は、病院内で利用される医療機器を安心・安全に使用するため、計画的に保守点検を実施しています。又、チーム医療の一環として、質の高い医療を提供するため多様な診療支援業務に携わると共に、医療安全を確実に実行するため、医師、看護師、コメディカルをはじめとする医療スタッフに対し医療機器に係わる教育を行います。

血液浄化センター (18名)

血液浄化センターは、慢性腎不全などの腎機能障害の患者さんに対して血液透析を行います。透析ベッド40床で年間透析関連の血液浄化を約10,000件、血漿交換療法、細胞吸着療法などの特殊血液浄化を約300件実施しています。

学会認定資格紹介

 第1種ME技術認定士  :3名 

 臨床ME専門認定士:3名

 第2種ME技術認定士  :36名

 体外循環技術認定士:4名

 3学会合同呼吸療法認定士:5名

 臨床高気圧治療認定士:2名

 透析技術認定士:11名

 透析技能検定2級:1名

 血液浄化専門臨床工学技士:1名 

 不整脈治療専門臨床工学技士:1名

 Medical Device Information Communicator  :4名

 

 2019.7.1時点

ME管理室業務

集中治療室業務

臨床工学技士は、集中治療室のチーム医療に加わり、血液浄化療法や人工呼吸療法、補助循環療法等、代謝・呼吸・循環機能において重篤な症状の患者さんの治療に携わっています。臨床工学技士は、集中治療室に毎日複数名が常駐し、突如発生する機器トラブルにも対応します。
・集中治療室での主な業務
・急性期領域での血液浄化療法
・人工呼吸器の使用中点検
・ECMOやIABP、IMPELLAなどの補助循環管理

人工心肺業務

心臓の手術を行う場合一時的に心臓の動きを止める必要があります。その際、人工心肺装置を用いることで血液循環・肺機能を代行することができます。  
 臨床工学技士は、心臓外科医・麻酔医・看護師と連携を取りながら安全で高度な心臓手術をサポートします。又、患者さんの身体的負担を軽減することを目的とした低侵襲心臓手術(MICS)や経カテーテル大動脈弁手術(TAVI)にも対応し、年間200件以上の人工心肺症例を行っています

手術支援ロボット(da Vinci)業務

 da Vinci手術は、通常の腹腔鏡手術をロボット支援下に行うもので、解像度の高いハイビジョン3D内視鏡画像を見ながら、繊細な動きをするロボットアームを操作して行う手術です。このda Vinciは、あらゆる機能を司る中枢機器のビジョンカート、4本のロボットアームとハイビジョン3D内視鏡を装着し術者の指令通りの動きで手術を行うペイシェントカート、術者がロボットアームと内視鏡の手術操作を指令するサージョンコンソールの3つの機器から構成されています。
  臨床工学技士はこれらda Vinci装置の配置、立ち上げ準備、機器設定、ドレーピング補助、ドッキング補助、術中の装置の監視、トラブル対応等を行います。

ペースメーカ・カテーテルアブレーション業務

不整脈に対する治療として、植込み型デバイス(ペースメーカ、リードレスペースメーカ、ICD、CRT-D、CRT-P、S-ICD)治療、カテーテルアブレーションがあります。
 臨床工学技士は、植込み型デバイス植込み時・定期外来時等におけるデバイスチェック・調整、遠隔モニタリングを行います。又、カテーテルアブレーションでは3D解析システム、心臓電気生理検査システム(ラボ)、心臓電気刺激装置(スティムレータ)、高周波発生装置(ジェネレータ)等の操作・解析等を行います。

術中モニタリング業務

術中神経モニタリングとは、脳や脊椎領域の手術中に、運動、感覚、聴覚、視覚などの神経伝達路に新たな障害を発生させないために行う神経生理学的検査です。臨床工学技士は運動誘発電位(経頭蓋刺激、脳表直接刺激、皮質下刺激)、体性感覚誘発電位、聴性脳幹反応、視覚誘発電位などの術中神経モニタリングを行います。又、現在手術している位置を3次元的にリアルタイムに表示することで、神経や血管、腫瘍の正確な位置を確認する術中ナビゲーションシステムについては、術前CT、MRI画像からの3D画像作成、手術中の装置操作等を行います。

高気圧酸素治療業務

高気圧酸素治療は、一酸化炭素中毒や再生医療をはじめ様々な疾患の治療に用いられます。この治療を受ける患者さんは、装置(タンク)の中に入り、純酸素によって1~2気圧の加圧を行い体内にたくさんの酸素を取り込みます。臨床工学技士は、高気圧酸素治療装置の始業点検、終業点検、及び治療中の操作を行い、安全性の高い治療を提供します。


主な疾患
・一酸化炭素中毒
・難治性潰瘍
・突発性難聴

新生児集中治療室(NICU・GCU)業務

新生児集中治療室には、早産や先天的疾患を持って生まれた新生児が入院しています。このような患者さんの管理・治療をするために、NICUでは新生児特有の多様な機器が使用されています。臨床工学技士は、主に保育器、人工呼吸器、生体情報モニター等の使用中点検と、定期的なメンテナンスを実施することで安全性の高い治療を提供します。

医療機器管理業務

 院内で使用する主要な医療機器(輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器等、約10種類)は、中央管理機器として、院内2か所のME管理室から貸出管理を行います。又、使用後の装置は、同じくME管理室に返却され、機器清掃、使用後点検等を行います。臨床工学技士は、医療機器による事故発生を防止するため、保守点検、修理、並びに使用者研修を行い、医療機器安全運用に努めます。

血液浄化センター業務

慢性維持透析業務

 外来通院透析患者、治療目的で入院した慢性維持透析患者、急性期を脱した腎不全入院患者の血液透析を実施します。又、維持透析合併症の対策として、on-lineHDF、i-HDFも実施します。
シャント穿刺は主に臨床工学技士が行っています。

特殊血液浄化業務

 腎移植前の血漿交換、自己免疫疾患等の免疫吸着、難治性腹水の腹水濃縮静注療法、潰瘍性大腸炎の細胞吸着など、様々な種類の特殊血液浄化療法を実施します。