糖尿病、肥満症、脂質異常症などの生活習慣病は我が国で急激に増加しており、医療経済上からも大きな問題となっています。しかしながら、当初は無症状のために放置されたり、治療が中途半端なために、後に慢性合併症や動脈硬化性疾患を惹き起こし、社会的にも大きな経済損失を与えることになりかねません。そのため、進行してしまった合併症に対する専門的な治療は勿論、できるだけ病初期からの啓発活動、患者教育にも力を入れ、看護師、臨床検査技師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士などのメディカルスタッフとともに糖尿病教室の充実、チーム医療の実践、病診連携による近隣医療機関との連携に力を入れています。
スタッフ紹介
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教授紹介
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内分泌疾患と生活習慣病を統合して診療する
鈴木 敦詞
教授
Suzuki Atsushi
専門・実績
専門 内分泌代謝疾患、特に糖尿病、骨カルシウム代謝疾患 学会資格 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・研修指導医、日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本老年病学会老年病専門医・指導医、日本甲状腺学会専門医、米国内科学会フェロー 臨床実績 内分泌・代謝内科の年間のべ外来患者数は2200名以上。また1型糖尿病膵移植患者登録検査数は通算50例を越え、臓器移植科・泌尿器科との連携のもと、全国有数の移植患者の診療に携わっています。学会ガイドライン作成については、日本糖尿病学会「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」、日本甲状腺学会「甲状腺クリーゼ診断基準」「甲状腺クリーゼ治療ガイドライン」、日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」、国際骨粗鬆症財団「糖尿病性骨粗鬆症ポジションペーパー」に携わっています。 アピールポイント
2型糖尿病をはじめとした生活習慣病、甲状腺疾患など内分泌疾患、骨粗鬆症を含む骨代謝疾患をすべて一つの診療科で診療しています。また、糖尿病など慢性疾患管理については、チーム医療を重視して取り組んでいます。
本科で診療実績のある主な疾患例
糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病など)、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍など)、下垂体疾患(先端巨大症、クッシング病、尿崩症など)、副甲状腺疾患、副腎疾患(原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、副腎不全など)、脂質異常症、肥満症、高尿酸血症、骨粗鬆症、サルコペニアなど