看護部

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部門内容

部門紹介

看護部方針である「人に優しく、患者さん中心の看護を実践します」に基づき、看護部職員一人ひとりが質の高い看護や医療が提供できる職場環境づくりを目指しています。看護部は病院組織の中で最も大きな組織でありますが、それぞれが看護に対する思いを大切に、働きやすい職場づくりに取り組みを進めています。

基本方針・目標

人に優しく 患者さん中心の看護を実践します

専門的知識、確かな判断・技術に基づいた安全・安心な看護を実践します
患者さんの権利を尊重し、心に寄り添った看護を実践します
ホスピタリティを大切にし、快適な療養環境を提供します

「安全な看護、働きがいのある職場づくり」

多くの新人看護職員受け入れに伴う看護師の経年別構成は大きく変化し、これまで以上に一人ひとりが安全な看護実践を徹底的に取り組むことは喫緊の課題であります。さらに、安全な職場風土は所属する「ひと」が創り上げるものであり、そのためには職員満足度が高い職場づくりも同様に推進する必要があります。

業務実績

採用状況と職員構成比

第1教育病院の使命の一つに、岡崎医療センター開院にむけた新採用者だけではなく、経験豊富な看護師の配置を行う必要でありました。岡崎医療センターへの補填分と第1教育病院の新採用者をふまえ、採用をすすめてきました。結果、2020年度新採用者310名を迎えることができましたが、経験年数別構成比は大きく変化しました。この事態を予測し、2019年度より計画的に業務整理と教育体制に取り組んでいます。

退職率と離職防止対策

  • 退職率前年度より0.3ポイント増加したが、全国平均10.8%(2020年病院看護実態調査) よりも低い結果でありました。
  • 離職防止対策
①職場環境改善
  • 有給休暇取得と超過勤務状況の可視化
  • クラウド型グループウェアサービスの活用による業務効率化
②多職種とのタスクシェア
看護部:夜間急性期看護補助体制加算算定開始(12月)による学生アルバイトの導入
医 師:一部検査の代行入力による業務支援体制の構築
検査部:ICUの常駐、検査および医療機器管理の実施 
薬剤部:臨時処方薬剤の定期的な搬送の導入(診療補助による薬剤搬送のための病棟不在時間の削減)など

人材育成

特定行為区分研修修了者の育成

2025年人口構成の大きな変化と医療提供体制の将来をみすえ、特定行為に関わる研修修了者の育成は喫緊の課題です。「治療」と「療養」の両面から患者を捉え、身体と心の状態の変化を予測しながら必要なケアを提供し、チーム医療の中心的な役割を果たせる特定看護師の養成を目的に、看護部では2019年度新たに特定区分研修を開講しました。e-ラーニング、集合教育、OSCE、臨床実習を経て特定行為研修を修了した看護師は、2020年度より特定看護師として活動を開始しました。2020年度は新たに術中麻酔管理モデルを開講し、あらゆる分野で活躍できる人材育成を行いました。現在、15名の研修修了者が現場で活躍し、全12区分(一人あたり2~12区分)に対応しています。
高度な看護実践を担う看護師の育成を計画的に進めるために、2020年度より修学にかかる資金支援、雇用を継続したままで学習に専念できる環境を整えるなど、研修受講に係る支援を強化しました。これからの日本の医療を支え、医師の働き方改革の一端を担う「特定行為に係る看護師の育成」を急務の事業と位置づけ、2023年までに100名の育成を目指していきます。

【特定区分研修修了者 2019年度~】

対応可能な特定区分

区分モデル 人数
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 5
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 5
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 2
動脈血液ガス分析関連 5
栄養および水分管理に係る薬剤投与関連 15
栄養に係るカテーテル管理 2
感染に係る薬剤投与関連 4
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 4
胸腔および腹腔ドレーン関連 2
術後疼痛管理関連 2
循環動態に係る薬剤投与関連 2
創傷管理関連 2

研修修了者15名(全12区分対応)

認定看護管理者、専門・認定看護師の育成

①認定看護管理者:4名
②専門看護師:3名 
分野 人数
急性・重症患者看護 1
慢性疾患看護 1
小児看護 1
③認定看護師: 51名 (2020年度新規認定取得者 6名)
分野 人数 分野 人数
摂食・嚥下障害看護 7 透析看護 1
感染管理 6 がん性疼痛看護 1
脳卒中リハビリテーション看護 4 がん化学療法看護 3
皮膚・排泄ケア 4 がん放射線療法看護 1
新生児集中ケア 2 緩和ケア 3
小児救急看護 2 認知症看護 4
救急看護 3 慢性心不全看護 3
手術看護 1 乳がん看護 1
集中ケア 3 糖尿病看護 2

業務関係

モニタリング体制構築と目標達成に向けたベッドコントロールの可視化

新型コロナ感染症パンデミックにより、病院経営への参画は大きな転機を迎えることとなりました。特に、戦略的な患者数の獲得への取り組みは大きな影響をもたらすため、ベッドコントロールを担う看護部の役割は大きいです。
これまでは電子カルテ内の様々な情報を統合し目標とする患者数の達成状況を管理していたが、診療科目標を加味しながらモニタリングを行う体制を構築しました。さらに毎日の入退院を管理するシステムを構築し、各病棟の繁忙状況をふまえ、リアルタイムに病院が示す目標値の達成状況を把握しながら、患者のin-outフローの調整を行いました。結果としては、新型コロナ感染症の流行(第1・2・3波)の影響を受けたこともあり、目標のべ患者数1,320名に対して1,285名という結果となりました。また、新たなシステム構築は看護部が利用するだけではなく、医師をはじめ全職員が入退院状況を把握し、戦略的な患者獲得の一端を担うことができました。

社会・地域貢献活動

多胎支援ネットワーク「Smile」

生殖補助医療の進歩により多胎妊娠の割合は増加し、多胎妊娠および育児に対する支援強化は急務であります。多胎家庭では単胎家庭と比較して虐待死の発生頻度が高い可能性が示され、多胎妊婦への支援が整備される一方、多胎育児支援体制が整備されている自治体は少ないことから、当院における 多胎育児支援プログラムを構築し、地域の多胎育児支援と協働した地域包括ケアシステムを整備しました。具体的には、妊娠期の支援、出産後の家庭訪問、定期的にwebで開催する多胎児家庭間の交流会、など母親の孤独感を回避し、地域の支援者との関係構築を支援しました。

がん看護セミナー

毎年、がん看護に関連する認定看護師(がん薬物療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、乳がん看護認定看護師、放射線看護認定看護師)を講師として、院内および院外の看護師に対して、がん看護の質向上と発展を目的としたセミナーを開催しています。がん診療連携拠点病院(高度型)としての役割を果たし、地域のがん医療水準の均てん化に貢献しました。