安全管理室

安全管理室の紹介

安全管理室は医療上のエラーの速やかな報告を受け、その分析、解決策の立案を行ない、エラーへの対応のみならず、病院職員の安全研修を促進することも大きな役割です。

安全管理室の構成

安全管理室は、医療安全担当副院長を責任者として、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、事務職員で構成されています。看護師、理学療法士、薬剤師、事務員が常勤しております。

目標理念

安全管理室では、個人とチーム全体でのチェック機能を高めることを目標としています。また、不幸にして医療事故が発生した場合は、個人の責任を追求する目的でなく、正確な情報収集、適正な分析から対策を講じて再発を防止することに務めています。

業務実績

2020年度 事例検討会等開催 回数
院内事例検討会開催 20回/年
医療事故調査委員会開催 3回/年
医療事故調査センター報告 3件/年
日本医療評価機構報告 15件/年
医薬品医療機器総合機構への副作用報告 1件/年

2020年度 研修会等開催 参加人数
インスリン投与に関するビデオ学習 437名
肺血栓症・深部静脈血栓予防に関するビデオ学習 545名
酸素ボンベの取り扱いビデオ学習 286名
安全管理研修会(8月、12月) (8月)4,047名
(12月)4,085名
年度末報告会(3月) 88名

資格者一覧

資格取得者 人数
医療安全管理者取得者 医師3名
看護師2名
薬剤師1名

機能病院管理者研修

医師1名
薬剤師1名
臨床工学士1名

社会・地域貢献活動

開催年月日 内容 開催地 参加者
2020年2月18日 事故調査検討会外部委員 公立西知多総合病院 看護師

2020年12月12日

東海医療安全研究会 Web開催 医師
2020年6月27日
2020年12月16日
医療安全講演会 辻村外科病院 医師
毎月第4火曜日 愛知県医師会
医療安全支援センター
(苦情相談センター)委員
愛知県医師会 医師
2020年10月16日
2021年3月19日
愛知県医療事故調査等
支援団体等連絡協議会
名古屋東急ホテルなど 医師
2021年6月12日 愛知県医療事故調査等
支援団体等連絡協議会幹事会委員
愛知県医師会 医師
2020年11月14日 愛知県医師会医療安全支援センター
(苦情相談センター)事例検討会
伏見ライフプラザ 医師
2020年11月12日 MSD株式会社 社内学術研修
藤田医科大学
医師
その他 日本医療安全学会代議員 医師
その他 他の医療機関の医療事故調査委員への医師派遣
(藤田あんしんネットワークの取り組み)
愛知医科大学
三重県立総合医療センター
名古屋市西部医療センター
など

 

安全管理室長 ご挨拶

室長 伊東 昌広

2015年9月1日より安全管理室の室長を拝命致しました。私は以前消化器外科、特に膵臓外科医として臨床中心の生活をしておりましたが、その間に2011年より医療の質管理室の副室長も経験し医療安全について強い関心をもっておりました。近年、医療安全は、病院として最も重要な課題の一つとなっております。医療事故はあってはならない事ですが、完全になくす事も不可能であります。事故が起こった場合、まずは最善最良の解決策を診療科の垣根を超え検討しその後は病院のシステムとしての再発防止策を考えて行こうと思っております。この事が、ひいては患者さまだけでなく病院職員の安全にも繋がる事であると考えている次第です。藤田医科大学病院を日本一安全な病院にするため日々努力していく所存ですので、今後ともご支援とご指導を賜りたく宜しくお願い申し上げます。