安全管理室の紹介
安全管理室は医療上のエラーの速やかな報告を受け、その分析、解決策の立案を行い、エラーへの対応のみならず、病院職員の安全研修を促進することも大きな役割です。
安全管理室の構成
安全管理室は、医療安全担当副院長を責任者として、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、診療放射線技師、事務職員で構成されています。医師、看護師、理学療法士、薬剤師、事務員が常勤しております。
目標理念
安全管理室では、個人とチーム全体でのチェック機能を高めることを目標としています。また、不幸にして医療事故が発生した場合は、個人の責任を追求するのではなく、正確な情報収集を行い、適正な分析から対策を講じて再発を防止することに務めています。
業務実績
【事例検討会等】
・院内事例検討会開催回数 10回/年
・医療事故調査委員会開催回数 2回/年
・医療事故調査センター報告件数 2件/年
・日本医療機能評価機構報告件数 15件/年
・医薬品医療機器総合機構件数 2件/年
【研修会・ラウンド等】
・第1回安全管理研修会(2024年7月)
・第2回安全管理研修会(2025年2月)
・日本私立医科大学医療安全相互ラウンド 愛知県がんセンター(2024年8月)
・日本私立医科大学医療安全相互ラウンド 自治医科大学付属病院
(2024年9月・11月)
・患者誤認防止研修会(2024年6月:1回・7月:2回・2025年2月:3回)
・医療安全に係る動画撮影(2005年2月)
・年度末報告会(2025年3月)
資格者一覧
公益財団法人日本医療機能評価機構評価調査者:医師 1名
一般社団法人日本旅行医学会認定留学安全管理者 :医師 1名
認定医療対話推進者:医師 1名
医療メディエーター:医師 1名・看護師 1名
安全管理室長 ご挨拶
室長 伊東 昌広
2015年9月1日より安全管理室の室長を拝命致しました。私は以前消化器外科、特に膵臓外科医として臨床中心の生活をしておりましたが、その間に2011年より医療の質管理室の副室長も経験し医療安全について強い関心をもっておりました。近年、医療安全は、病院として最も重要な課題の一つとなっております。医療事故はあってはならない事ですが、完全になくす事も不可能であります。事故が起こった場合、まずは最善最良の解決策を診療科の垣根を超え検討し、その後は病院のシステムとしての再発防止策を考えていこうと思っております。この事が、ひいては患者さんだけでなく病院職員の安全にも繋がる事であると考えている次第です。藤田医科大学病院を日本一安全な病院にするため日々努力していく所存ですので、今後ともご支援とご指導を賜りたく宜しくお願い申し上げます。